カブトムシを育てることが子どもの成長につながると信じて

療育

〜ウエスト症候群を経験した息子との挑戦〜

この夏、夫がカブトムシを捕まえて帰ってきました。
「子どもたちにとって、きっといい経験になるはず」
そんな期待を込めて家に持ち帰ったのですが、息子の反応は予想とまったく違うものでした。

カブトムシを見た瞬間、息子は一歩引いて、すぐに私のほうを向き、
「怖い、しまっておく、やめておく」とはっきり言ったのです。
怖さを自分の言葉で伝えられることは成長の証ですが、カブトムシと仲良くするには、まだ時間がかかりそうです。


怖がる気持ちも大切な経験

息子はウエスト症候群を患った影響で発達が遅れていますが、少しずつ会話ができるようになってきました。
それでも、今のところカブトムシに対して興味を示す兆しはまったくありません。
ケースをのぞくことも、近づくことすらも嫌がります。

しかし私は、怖がるという気持ち自体も大切な経験だと思っています。
「怖い」「やめておく」と言えるのは、自分の感情を理解し、相手に伝えようとする心の動きがあるからです。
この小さな感情のやり取りも、息子にとっては立派な成長だと感じています。


生き物を通じて芽生えるかもしれない“心の変化”

療育の現場では、生き物とのふれあいが子どもの心の発達に良いと言われます。
エサをあげる、動きを観察する、命を大切にする――そうした体験は思いやりや社会性の基礎を育てるからです。

もちろん、息子がそこまでできるようになるのはまだまだ先のこと。
今は「怖いからイヤだ」という段階です。

それでも、家の中にカブトムシがいて、私たちが世話をしている姿を見ているだけでも、いつか心に小さな変化が生まれるかもしれない。
「ちょっと見てみようかな」「少し触ってみようかな」と思う日が来ると信じています。


今は親が“お手本”を見せる時期

今のところカブトムシの世話は完全に私と夫がしています。
息子には無理に触らせようとは思いません。むしろ「見たくなったらいつでも見ていいよ」というスタンスです。

生き物とのふれあいは、押しつけるものではありません。
息子が自分から興味を持つその日まで、私たちが愛情をもって育て続けることが、いちばんの“お手本”になると信じています。


まとめ:小さな命がくれる、いつかの成長

息子はカブトムシを怖がり、まだ「しまっておいて」としか言えません。
それでも、感情を言葉にして伝えられるようになったこと自体が大きな成長です。

今は怖がるだけかもしれませんが、こうした小さな経験の積み重ねが、将来の心の成長につながると信じています。
いつか息子が「触ってみたい」と言う日が来ることを楽しみに、これからも家族でカブトムシを大切に育てていきたいと思います。

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